リアル・シンデレラ

昔からずっと大好きな作家「姫野カオルコ」

独特な道徳観念、自在な作風、文体。

読むたびに新たな発見がある作家さんです。

その姫野カオルコ最新作『リアル・シンデレラ』



今回の直木賞候補作に選ばれました。

４回目の選出です。

地味です。大きな起伏がある作品ではありません。
でも、読み出したら止まらないです。

果たして受賞は・・・？？

朗報を待ちたいです。

吉原手引草

またまた本ネタ。

続いてはこれ。

吉原手引草


吉原手引草/松井今朝子

なぜ、吉原一の花魁葛城は、忽然と姿を消したのか？　遣手、幇間、女衒ーー人々の口から語られる廓の表と裏。やがて隠されていた真実が少しずつ明らかになっていく……。

葛城失踪の謎が様々な人々の語りによって序々に明らかになっていきます。
最初にあるのは、葛城の事件。
葛城に関わった人たちにこの件について聞いていくうちに、それがどのような事件であったのか、葛城がどんな遊女だったのか・・・ということが少しずつ明かされていきます。
最初があまりに謎だらけなので、少しずつ語られていくその展開がもどかしく、途中で止めることがなかなかできませんでした。

読み終えると、葛城という遊女の凛とした姿が鮮明に浮かんできます。

吉原という場所についても改めて知ることができて、勉強になりますよ～


晴美の本棚

風が強く吹いている

前から読みたかったけど、いつも貸し出し中だったこの作品。

風が強く吹いている


風が強く吹いている/三浦しをん


箱根駅伝を題材にした作品です。

走るために生まれながら、走ることから見放されかけていた清瀬と蔵原。二人は無謀にも陸上とは無縁だった八人と「箱根」に挑む。走ることの意味と真の“強さ”を求めて……。

絶対にありえない設定だと思うのですが、でもすっごくおもしろかった。
特に後半の、各メンバーがそれぞれの区間を走る描写。
「走る」ことへのそれぞれの思い。
箱根を走るという行為は同じなのに、皆がそれを別々な形で受け止めていて、でも皆が同じ高みを目指している。
寛政大のアオタケメンバー皆のファンになってしまいました。

実際に沿道で応援している気分で読みましたよ。

500ページを超える長編ですが、一気に読めてしまいます。

読み終えるのがもったいない！！と心底思えた小説。

晴美の本棚

今さらなかんじですが

私は波に乗るのが遅いようで、今更ながらはまっている田口・白鳥シリーズ。
第１作のチーム・バチスタから移動中に読み続けています。




今はジェネラル・ルージュの凱旋・上に入ったばかり

秋の風

今日は風がとても心地よいです。
秋ですね～
朝から窓全開で涼んでいます。

ところで、秋といえば、スポーツ、芸術、読書、食欲・・・
いろいろあります。

毎年、今年こそはスポーツの秋に！！と思うのだけど・・・
根性なしなので。
どうやら今年の秋もインドアになりそう。

ここのところ移動が多かったので先日文庫本を大量購入しました。



最近読んだ２冊。

「かもめ幼稚園」
ダ・ヴィンチで途中まで連載されていたのが文庫になりました。
雑誌連載を読んでいたので結末を知りたくて購入・・・
策略にはまった！苦笑

「黄色い目の魚」
Yonda?エコバッグに釣られて新潮文庫の100冊の中から選んでしまった＾＾；
若いな～と思ったけど、共感できます。

皆さんおススメの本とかあったら教えてください。
私、今、読書月間。